ゆったりと、心ほどける平屋暮らしTAYUTAI-AN
暮らしの流れに身を任せ、ゆるやかに巡る38坪
✔️木造平屋建 | 延床面積127.73㎡
✔️長期優良住宅
・耐震等級3
・断熱等級5
・一次エネルギー消費量等級6
利用補助金
✔️子育てグリーン住宅支援補助金
✔️さぬき市浄化槽補助金
✔️さぬき市定住奨励金
✔️住宅ローン控除
「暮らしづらさ」から始まったお家づくり
このお家はしわく堂で共同代表と務める入谷の自邸です。
こどもが生まれ、小学校に入学するまでには新しい住処をと考えていました。
計画をスタートさせたのは長男が3歳、次男が2歳の時でした。
こどもが成長するにつれ、2LDKのアパートでは暮らしづらさを感じていました。
「走ったらだめだよ」
「おっきな声を出すと、隣の部屋の人から怒られるよ」
そんな言葉が毎日の夫婦の口癖のようになっていました。
夫婦共に地元は同じ。家を建てる場所に迷いはありませんでした。
幸い実家の土地でちょうどよい広さの田んぼがあったため、そこを造成して家を建てることに。
さぬき市の東部、長尾街道とさぬき新道に挟まれた、田畑が広がる地域にあります。
かつては真田幸村が大坂冬の陣から逃れてきたとされる国弘城のあったすぐ横あたり。
たゆたう暮らし
アパートの暮らしづらさから解放され、みんながその日の気分で、その日の天気で、その時々で身を任せ、自由に居場所を選びながら過ごせるようなお家にしたいという思いから、庭・中庭・土間・リビング・ダイニング・廊下など家族の居場所がたくさんあるプランニングとしました。
※たゆたう・・・一か所に定まらず、ゆっくりと揺れ動くこと。あてもなく漂うこと。
たゆたい的「通り土間」のすゝめ
私がこどもの頃に過ごしたお家にも広い通り土間がありました。
祖父が農作物の箱詰めをしたり、雨の日はそこで遊んだり、家の外でもないような内でもないような、誰の場所でもなく自由なスペース。時にはヘビやネズミと〝こんにちわ〟したり。
そんな場所が私にとっては好奇心を掻き立てる最高の居場所でした。
住宅に合理性や利便性が求められがちですが、何とも言い難い通り土間的な不思議な魅力のある居場所を我が家にもどうしても作りたかった。
一見すると不便に思えるかもしれませんが、それを快く受け入れてくれた妻に感謝です。
〝LDKは広めに、寝るだけの部屋に広さは必要なし〟
設計段階での妻からの一番の要望はこれかもしれません。
そして家族が一番長く、一緒にいる場所であるLDKはゆったりめの28畳。
リビング中央、グレーの壁の中には家族玄関・シューズクローク・トイレ・洗面スペースが隠れています。
洗面室はあえて設けず、玄関横の廊下に設置。外から帰ってきた時も、トイレから出た時も、何かと手を洗う事は多いので通りすがりにあるととても便利です。
通り土間はプライベート空間を仕切るバッファーゾーン
玄関を入り左側は家族が集う場所、右側は寝室やお風呂、書斎などが集まるプライベートなエリア。
通り土間はそんな二つの空間をゆるやかに仕切る緩衝地帯の役割も。
こどもたちは一日何回も行ったり来たり、駆け回っています。
寝室はベッドが並ぶだけの最小限の広さ。
天井は上を向いても眩しくないように照明は設けず、壁を照らすのみ。
壁面には妻のコレクションが並んでいます。
今はまだ広めのこども部屋。
将来的に必要であれば二部屋に分割できるようになっています。
こども部屋とリビングは一番離れていますが、リビングにいても声が聞こえるくらいの程よい距離感。
なんといっても〝DIY〟は外せません
しわく堂では材料セレクト、工法レクチャー、道具の貸し出しなどを行うDIYサポート提供しています。
そのほぼ全てに関わり、お客様にレクチャーしているのが私です。
そんな私が自宅を建てる時にDIYをしない選択肢はありません。
腕前は自称「素人以上、職人未満」です。
軸組みから建てることはできませんが、様々な材料で仕上げや家具の製作を行いました。
天板はREMARE社の廃棄プラスチックからできた100%再生板材(COLOFUL DOT BLACK)に補強板と脚を取付けて製作。
ベンチは桧フローリング材の端材を貼り合わせたものに自然塗料を塗りました。
通り土間のグレーの壁は杉板に自然塗料を塗装。
反対側の壁には、白色の100mm角タイルを貼りました。
今日も明日もこれからも、気ままにゆったり、たゆたい暮らし。
私は何を作るかな。
- 仕様
- 床:
- 南部砂利洗い出し
- アピトン無垢フローリング
- 合板フローリング
- 壁:
- 杉板(木炭塗料塗り)
- タイル(100mm角/ホワイト)
- ビニルクロス
- アピトン合板
- 天井:
- アピトン合板
- ビニルクロス
- 設備
- 海外製食洗機(Bosch)
- IHコンロ/グリル無し(三菱)
- ユニットバス(タカラスタンダード)
- 鋼製建具(三協アルミ)
- トイレ(LIXIL)
OUTLINE
| PJ title | TAYUTAI-AN |
|---|---|
| Place | 香川県さぬき市 |
| Building type | 個人邸 | 木造平屋建 | 延床面積127.73㎡ |
| Complete | 2026.03 |
| Director | 入谷洋平 |
| Designer | 入谷洋平 |
| Construction | 彩工舎 |
| Photo | 谷口尚江/KOMOREBI PHOTO |



