大家族が小さな街に暮らす八尾の家街-YAKAMA
一家八人の大家族
夫婦2人、子ども6人。打ち合わせ当初、赤ちゃんから中学生まで、元気いっぱいの子どもたちでいつも賑やかな大家族。2DKのアパート暮らしではどうも手狭に。1年かけ理想の空き家探しからサポート。
平屋分棟の空き家と出会う
大家族のニーズに見合う空き家はなかなか見つからず苦戦している中、平屋で分棟型の理想の物件を発見。建物の状態もよく、精密で美しい欄間や椅子が印象的。まさに理想的な八尾の家が見つかった。
*八尾の家とは、八つある屋根の稜線が特徴的な讃岐地方伝統の日本家屋。
街に住むように大家族で暮らす
大家族が賑やかな家族時間をどのように過ごすか。そこで大家族が小さな街で好きなことをしながら暮らす。そのような暮らし方を提案した。分棟型の配置を活かし、路地空間がスルスルと奥まで伸びていく。外のような中の空間は活動がシームレスに連続していく。周囲の分棟は子供部屋でありギャラリーでもある。移り変わる家族構成の中で空間もまた柔軟に移ろっていく。各個室から中央の土間路地に活動が滲み出していく。立ち並ぶ商店のように滲み出た中央の路地は最も豊かな家族の間となる。
食を中心とした空間づくり
ご主人は料理人。土間路地ともうひとつ、家族みんなが一堂に集える広間がこの街家の中心にある「食堂」。みんなでごはんを食べ、ゆったりくつろげる食堂を、家族や仲間たちの寄合所としてデザイン。食堂を中心に各個室をDIYでつくっていく。まるで個人商店が並ぶ街に大家族それぞれの色が表出する。
コストを抑え、大家族総出でDIY
街に住むように大家族で暮らすこと、食堂を中心に据えること。空間づくりに強弱をつけ、必要最低限に手を入れ、ご家族総出でDIY。コストのバランスをとりながら、大家族のチームワークを活かし空間を育てていく。
OUTLINE
PJ title | 八尾の家街-YAKAMA |
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Place | 香川県三豊市 |
Building type | 個人邸|木造平屋建|287.89m2 |
Complete | 2024年1月 |
Director | 関大樹 |
Designer | 関大樹 |
Construction | しわく堂 彩工舎 |
Photo | 合同会社FIZM |