地元がキャンパス・みんなが先生瀬戸内・暮らしの大学
地域の豊かな学びを自らでつくる
瀬戸内・暮らしの大学は、香川県三豊市・観音寺市を舞台に、年齢や職業に関係なく暮らしを豊かにする学びを提供する場をつくろうと、地域内外の 18 の企業・個人が集まって設立した市民大学。
学びのフィールドは地域全体。仕事のキャリアや社内の人材育成に繋がるものから、日々の暮らしを豊かにする楽しいプログラムなど、共創した事業者が一緒になってプログラムの提供をすることで、学びの選択肢の幅を広げながら、学びを通して仲間を作りや、瀬戸内の暮らしを豊かになることを目指している。
学びの風景を町にシェアする
今回は、そんな学びの場の拠点となる、瀬戸内・暮らしの大学みとよキャンパス。
拠点のある仁尾町は、山と海に囲まれた自然環境の豊かな地域。
東洋のウユニ湖として人気を博している父母ヶ浜から徒歩圏内、次々と新たなプロジェクトが産まれているエリアである。
オーナーである、河田タクシーの事務所だったこの建物は、前面が完全に塞がれていて、閉鎖的な印象だった。
まずはメインの学び場となる教室をフロント部分に配置。中の様子が伺える大きな窓を取り、外壁には、地域の風景に溶け込む焼杉貼りを採用。町に開かれた学び舎として授業の風景が町に溶け込むようにした。
まるで大学のラボ!?カラフルな学びの空間を
各教室にも学びのワクワクが詰め込まれている。
フロント部分に位置する、1番大きな教室のコンセプトは、大学のラボ。
幾何学に張り合わされたカラフルなタイルカーペットは、多様な学びで暮らしを鮮やかに彩られていく様をイメージしている。
実物大!?インパクトのありすぎる看板の理由
キャンパスをまえにして飛び込んでくるのが、インパクトありすぎる巨大な看板。
瀬戸内・暮らしの大学のテーマに掲げる「一生学び続けられる場所」を体現するかのように、学生服姿の事業者等の姿が実物大でパネルに。
完成がはじまり。授業でアップデートしていくキャンパス
OUTLINE
PJ title | 瀬戸内・暮らしの大学 |
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Place | 香川県三豊市仁尾町仁尾辛35-3 |
Building type | 教育施設 |
Complete | 2022.12 |
Director | 平宅正人 |
Designer | 平宅正人・入谷洋平 |
Construction | 株式会社菅組 |
Photo | 藤岡 優(FIZM) |