スポーツ大好き家族のスタジアムハウスCO-STA
「子どもの進学を機に、自分たちの家を建てたい」
Kさんは、奥様と育ち盛りの子ども達と暮らす5人家族。
お子さんの進学にともない、マイホームづくりのご相談を受けました。
野球やサッカーに、スポーツが大好きな子どもたち。
104坪のゆったりとした敷地を舞台に、庭と家がゆるやかにつながる平屋の計画が始まりました。
庭もリビング!オープンな南側
日当たりの良い南側一帯を占めるのは、アクティビティゾーン。
遮るものが何もない開放的な空間で、子どもも大人も思いっきり体を動かすことができます。
出入りの多いリビングに面した場所のみ舗装を施し、雨の後でもぬかるみができません。
建物の南面はウッドデッキを設け、アウトドアリビングとして機能。
幅7m以上のゆったりデッキはゆるやかに内と外をつなぎ、リビングへと歓声が響いていきます。
大好きなスポーツに打ち込むも良し。
デッキで観戦するも良し。
家族が思い思いの時間を過ごします。
プライバシーもしっかり守る。
急な来客も大丈夫!
機能性を両立させながら、プライバシーを守る工夫をあちこちにちりばめています。


ウッドデッキと玄関を仕切るRC壁は、プライベートスペースの目隠しに。
木目模様が際立った仕上げで、威圧感を与えません。
靴を脱がずに使えるエントランスクロークは、シューズやスポーツ用品なども余裕で収納できる広々スペース。
急な来客時もさっと扉をしめるだけでスッキリ。
外からの視線が気になる北側の部屋には、高窓を配置して視線をカット。
杉板の庇が程よくアクセントを与えてくれます。
子ども部屋は、子どもの成長に合わせて今後個室として仕切れる構造に。
細部にまで宿る家事ラク!
転勤のため家を空けることが多いKさん。
奥さんがひとりでも家事を楽にこなせるよう家の中の動線にもこだわり、家事効率を高めました。
外でたくさん遊んだ後は、汚れを落としてスッキリしたい。
サニタリールームが庭に面しているため、泥だらけでもリビングを通ることなく脱衣所へ直行できます。
脱ぐ・干す・しまうが一箇所で完結し、家事動線がすっきりとまとまったユーティリティスペース。
白を基調とした内装は、光を取り込んで明るく、清潔感ある印象を与えてくれます。
アイロンをかけたり衣類の整頓に大活躍する作業台は、家族にピッタリの形を造作。
汚れを落としやすい人工大理石のため、メンテナンスも楽々です。
隣のカウンターより少し高めの850mmで、立ち作業にもちょうどいい。
奥様のスペースであるカウンター近くに、お子さんの勉強スペース。
宿題を見守りながら奥様も自分のことに集中できます。
あえて作業台と同じ高さにすることで、ライフスタイルの変化にも柔軟に対応。
たっぷり収納できるファミリークロークにもアクセス抜群。
そのまま個室へと抜けられるため、友人が遊びに来てもリビングを通らずアクセスできます。
子どもの笑顔が見える、のびのびリビング
無垢のフローリングが気持ちいいリビングは、素足でも快適です。
天井はキッチンに向かってゆるやかに傾斜がついていて、さりげなく空間に変化をもたせています。
庭に面した一面の掃き出し窓からは光がたっぷり入り、明るく開放的な雰囲気に。
リビングにいても、庭で遊ぶ子どもたちの様子が身近に感じられます。
キッチンは濃淡のあるグレーでまとめ、落ち着いた印象に仕上げました。
ダイニング側に造作した腰壁は、生活感をさりげなく隠しながらカウンターとしても機能。
もちろんキッチンからの庭の眺めも抜群です。
子どもの成長をのびのびと見守る住まいで、これからどんな暮らしが始まるのか楽しみです。
OUTLINE
PJ title | CO-STA |
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Place | 香川県観音寺市 |
Building type | 個人|木造平家建|159.82m2 |
Complete | 2023.06 |
Director | 関 大樹 |
Designer | 関 大樹 |
Construction | 彩工舎 |
Photo | 合同会社FIZM(藤岡 優) |