販売導線の最適化と既存什器のアップサイクル

香川県三木町にある養鶏農家が営むプライベートブランドストア「Danran」の売場のリニューアル。
採れたての鶏卵、自社ブランド卵を使ったスイーツと関連商品を販売するためのストアですが、顧客が最も購入するスイーツと鶏卵が最短導線に配置され、ギフト系商品と関連商品の販売に伸び悩んでいました。
そこでリニューアルにあわせて顧客導線をより回遊性をもったものとするために商品陳列を最適化し、新たにギフトショーケースを店内入口正面に配置しました。
通常、売場は適宜、短いスパンでマーケティングを繰り返して商品陳列や売場のアレンジをする必要があり、適宜小規模の投資を行いながら常に来店者へ新鮮なイメージを与えられる店舗づくりが求められます。
ブランドイメージが持つエシカルさやデイリーユースなカジュアルさを演出しつつ、コストパフォーマンスの良いデザインを実現するために、全体的にナチュラルな桧材を用いながら什器等の設備は極力既存の平台や棚をリユース・アップサイクルして利用するアイデアを提供しました。
店舗の木製の平台テーブルは桧の板材で覆い、新しく大きな天板を載せ、同デザインで制作した引き出しを入れ込むんでイメージを一新。その他の什器はスチール棚の背面に木製の板を取り付けて木製の棚板を追加したり、既存の卵用平台をペイントしてロゴ入りのオリジナルファブリックを付加したりしています。

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