しわく堂×miteGo地域密着型フリーマガジン「miteGo」一級建築士さんに聞いた!vol.4| しわく堂
三豊・観音寺の企業や店舗を対象にしたフリーマガジン「miteGo」に掲載されました。
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地震による家屋の倒壊から命を守るのが、耐震補強です
1978年、宮城県沖地震で浮き彫りになった耐震強度不足
「旧耐震」と「新耐震」という言葉を聞いたことがありますか?これは1981年を境にした耐震基準のことなんです。1978年の宮城県沖地震で家屋に大きな被害があり、耐需強度不足が浮き彫りになりました。
それまでの「震度5強の地震が到来しても建築物が倒壊しない」という基準では人の命が守れなかったということもあり、新耐震基準として、「震度6強・7程度の地震が到来しても建築物が倒壊しない」ことを最低条件に建物が建てられるようになりました。
それによって、1981年以降に建てられた建物は、大きな地震がきても倒壊せず人命が守られる設計がされています。
一方で、1981年以前に建てられた建物は耐震性能が低く、大きな地震にあった際に倒壊してしまった家屋の下敷きになって人命が危ぶまれる可能性が高いのです。
1981年以前の建物には改修の補助金支援も
そういった危険性を改善するため、1981年5月31日以前に着工された建物を対象に、国や地方自治が改修にかかる費用を補助金で支援しています。
この香川県でもいつ地震が起こるかわからないので、心配な方はいち早くこの補助金を活用しながら、ご自身はもちろん、家族の安全を守って欲しいです。